思い出して切なくなる気持ちも、いつかは無くなるみたいです

年末なので少しだけ振り返りモードに。

今年も色々ありましたが、少し寂しかった出来事のひとつが渋谷の東急本店の閉店です。

といいつつ東急で何か買った記憶はほぼ無くなく、なぜ思い入れがあるかと言うと、大学生〜社会人2年目までの頃、最もよく行った街が渋谷で、その中心だったのが東急本店だったからです。

大学生の頃、インターン先の上司と東急近くにあるカフェで打ち合わせをして、その後、東急にあるレストランや本屋に行ったり、新卒で入社した会社のオフィスが渋谷にあったので、よく仕事関連の本を探しに東急の本屋に行っていました。

東急の本屋は品揃えがよかったので、頻繁に通っていて、新卒で入社した会社を退社した翌日も行きました。

威勢よく退職を決めたものの、翌日にこれからやっていけるかなと急に不安になって、でも何かしなくてはいけない、と東急の本屋で手当たり次第に本を探していたのを覚えています。

(2023年2月、閉店直後の東急)

あれから5年。転職したりで、渋谷に行く機会自体が減り、それに伴い東急に行く機会もほぼ無くなりました。なので、機能面で言うと、東急が無くなっても困りはしないです。

ただ、東急が無くなることで、関連する思い出や記憶もなくなってしまうような感じがして寂しくなりました(記憶や思い出が無くなることはないと思いますが)

だから、閉店して跡形もなくなってしまう前に、今年の2月に今の姿を残しておきたくてカメラを持って撮りに行きました。

Saucy Dogの『いつか』という曲の歌詞に、

「思い出して切なくなる気持ちもいつかは無くなるみたいです」

とあるのですが、まさしくそんな感じです。

忘れたくないものを忘れないために、写真を撮って、こうして文書を書いているのかもしれないと思いました。

(2023年11月、解体が始まっている東急)

ここからは一部の人にしかわからない余談になりますが、放送中のアニメ、呪術廻戦のEDで渋谷が映るので、見る度に懐かしくなります。

作中で渋谷事変が起こるのが2018年で、その頃が前職で一番しんどかった時期で、逃げるように転職決めたなとか思い出します。

アニメ派なので、最近悲しい回続いて心が砕かれていますが、負けないように僕も現実と闘っていきます。


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