ぜんぶ自分で決めたことだから

11月は、少し前に会社の担当業務が変わったこともあり、以前と比較して穏やかな日々を過ごしていました。

前より時間ができたので、特に平日夜に、小説や漫画を読んだり、映画を見たり、湯船に浸かったり、工程多めの料理をしたり・・・少し前に話題になった「丁寧な暮らし」というより「落ち着いた暮らし」みたいな感じですが、ゆったり過ごしていました。

ただ、人間不思議なもので、急にやることが減ると、それはそれでそわそわしてきます。

なんか動かなきゃと思う一方で、個人的な考えですが、人生には頑張り時と休み時みたいなのがあると思っていて、今は休み時だと思い、今までできなかったことを色々しようかなと思っていたりします。

この前、会社で自分のキャリア・経験を話す機会があって、改めて振り返りをしていました。

社会人歴を重ねると、皆さん所々で悩みや葛藤はあると思うのですが、僕もそれなりに色々ありました。

新卒で営業職に就いたものの、営業があまりにも苦手で、顧客からも上司からも怒られ、失望される日々で、なんでこんなことしているんだろうなと落ち込んだり。転職して半年間、何も成果が出せずに苦しんだりなど。

ただ、その度毎に思っていたのは、「ぜんぶ自分で決めたことだから」というものでした。

色々選択肢が考えられる中で、その道を選んだのは自分自身僕だし、決断に至るまでの準備のプロセスを進めたのも自分自身です。

これは自責的な、辛い状況でも頑張れよみたいな思考ではなく、今に諦めをつけ、未来に希望を見出すためのものと個人的には思っています。

今がしんどいのは、今の自分のせいではなく、少し前の自分の選択の結果。その上で、少し前の自分は、今の自分と比べると、人生経験も薄く、思考も浅くて、未熟だったから、そういう選択をしてしまったのも、仕方ないなと。

そう考えると、少しだけ楽になって、「じゃあこれからどうする?」と思考が先に向いて少し救われる気がします。

早いことに、今年も後1ヶ月で終わってしまいます。

数ヶ月前に、プロジェクトを変える選択をして、それがよかったかどうかはわからないですが、少なくとも落ち着いて暮らせている状況で、今までできなかったことに色々挑戦してみるのもよいかもしれないと、この文章を書きながら考えました。

11月で印象に残ったもの

今月印象に残った音楽や漫画、本などを備忘録として書きます。

ジブリのトリビュートアルバム

(https://ghibliwoutau.com/)

くるりの岸田さんや、幾田りらさんなどがジブリの名曲をカバーされている作品集。

全曲良かったのですが、個人的にGreeeeNの『海になれたら』が良すぎました。『海がきこえる』あまり有名でないかもしれないですが、すごく好きなんですよね。

毎年2月に調布で開催される映画祭でジブリが上映されるのですが、今年は『耳をすませば』でした。映画館で観るジブリは素晴らしくて、来年もまた上映しないかなと心待ちにしています。

『君のクイズ』

(https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23804)

久しぶりに一気に読んでしまった小説。クイズ番組で、出場者が一文字も問題が読まれないうちにボタンが押され、正解し、優勝を果たすという謎の真相を解明するミステリーです。僕はコナンや金田一少年の事件簿を全巻読む程度にはミステリー好きなのですが、休日1日使ってミステリー作品読むのって贅沢な時間の使い方がして好きです。

雪見だいふく×白い恋人

(https://prtimes.jp/main/html/rd/p
/000000146.000018928.html)

白い恋人と雪見だいふくのコラボ商品がとても美味しかったです。

白い恋人自体、とても好きで、たまに近くのイオンで売っているのですが、見かけたら絶対に買います。最近、Amazonで販売されていることを発見してしまい、いつでも食べられる喜びと、お金が飛んでいく恐怖の間で揺れています。とても良いことがあった日、とても悪いことがあった日に買おうと思っています。

Spotifyの年間まとめ

このまとめが届くと、もう年末だなと思います。

今年は、PEOPLE1とGalileoGalileiのライブに行けたのがよかった。特にGalileoGalileiは大学生の頃に解散して、もう二度と直接聴けないんだと思っていたので、感涙でした。

音楽って色々なジャンルがあって、アーティストさんもたくさんいらっしゃるし、楽しみ方もそれぞれだと思うのですが、個人的には辛い状況を救ってくれる魔法の歌みたいな役割が大きい気がしています。

キャリアの振り返りをしているときに先輩に「れいくんは、できないことはできない、怖いものは怖いと認めた上で、それでも一歩ずつ進んでいこうみたいなのがあるよね」と言われてハッとしたのですが、聴く音楽もそういう寄り添ってくれる系統が多いかもなと思います。

多分僕は、辛い状況や怖い状況で、その現状を無視して空元気的に頑張ろうみたいなのが苦手で、生きていれば色々なことあるし、大変だけれど、なんとかしていこう、みたいなのが合っているのかもしれないです。